道路族

もしブログをやるとしたら、ぜったい書きたいと思っていたことのひとつが、道路族のことでした。

カテゴリーもまっさきに作りましたが、なかなか書く気になれませんでした。

思い出すのもイヤ。

残念なことに思い出さない日は、ほとんどありませんが

見るに見かねて両親が引っ越しさせてくれたわたしには〝解決できる方法〟は書けなくて、〝こういうことがありました〟ってことしか書けないです。

解決策が書けなくて『ぜったい道路族のことは書く』と意気込んでたのに書けずにいました。

…でも、書きたかったことだから、これからすこしずつ書いていきます。

ottoといっしょになったときに住んだアパートは、そこそこ車が走る道路からすこし下がった住宅地にありました。

道路族で苦しんだ日々のことを書くために『どんな場所かをGoogleマップ見ながら手書きで地図書いてのせようかな』と見てたら、こども数人が〝いままさしく遊んでたところだったんだね〟って感じで写ってる写真もあって、それをそのままこの記事にのせたいと思ってしまいました。

道路から下がってその住宅地に入ると、広場のような舗装された場所があって、そこを囲むように家々があります。

道路を下がってその広場のような場所に向かう一直線の道路のところに住んでたアパートがありました。

この道路は、運動会前には、かならずかけっこの練習を連日長時間されました。

広場のようなところにある家の住人は、自分の家の前ではなくわざわざアパートの窓のまん前のこの道路でキャッチボールやバドミントンをしてました。

「なんでわざわざこっちでやる?自分の家のとこ広いんだからそっちでやればっ?(⇠もっとひどい言葉遣いでしたが ‧̣̥̇とやられるたびに言って、言うと自分の家のほうに移動するけど、またやるときはあえて最初はアパートの前でやってたので、『そんなにまっすぐな道路でやりたいなら、まっすぐな道路が目の前にある家に引っ越せよ』と思ったものでした。

なかなか書けなかった理由がもうひとつそのとき思ったこととか、窓から叫んだときのことを書くと、ものすごーくひどい言葉を書いてしまうことになるよなぁっていうのもあって書けなかったんでした ‧̣̥̇

住んだばかりのころは、ご近所のおこさまたちも小学校にあがるまえのが4人(姉弟、兄弟の二組)いただけで、ほんとうに〝静かな住宅地〟でした。

4人のこどもたちは、よく外で遊んでましたが、微笑ましく見ていられました。

このこどもたちが小学生になって、それぞれのおともだちがくるようになって、あのアパートに10年住んで道路族で苦しんだのは7年くらい。

後半の3~4年間は、学校がある日は17~8人が大騒ぎ、が普通のことでした。

小学生になってはじめのうちは、遊ぶこどもは、多くても7~8人だったはず。

ノリノリになって『うーん… ‧̣̥̇ちょっとうるさいわ』ってなると、外に出てって「あんたたちちょーっとうるさいから、公園で遊んでおいでー」って言えば「はーい」って公園に行ってました。

こどもだろうが3分かからずに行けるすぐそばに公園がある。

売家だった家に、もともといた二組のこどもたちとほぼ同じ年頃の姉弟のいる家族が住むことになり、貸家になってたとこに同じ年頃の男二人兄弟のいる家族が越して来てから、状況が悪化していくことになるのです。

悪化していく過程は、これから追々書いていきますということで

わからない人にはぜったいわからないだろうけど、こどもが大勢で連日長時間大騒ぎしてると精神壊れます。

ガキごときでなんでこんなふうになんの?なんなくてもいいよねってすごく思ってたけど、みごとにボロボロになりました。

〝こどもたちのせい〟だけじゃないけど、こどもの声や足音が聞こえると、涙ボロボロ止まらなくて、カラダがガタガタ震えて心臓バクバクして呼吸も変になるようになって『こういうふうに大勢のこども騒いでるとこってほかにもあるの?』とネットで調べて、はじめて〝道路族〟というコトバを知りました(このころのわたしはネットで調べる、ということをほとんどしたことがありませんでした)

道路族のせいでわたしのカラダに出現した異変と、まったくおなじようになってる人がいることもこのとき知りました。

いまも登下校中のこどもの奇声が聞こえると、すぐテレビのボリュームを大きくしてつけて、台所の換気扇回して(⇠換気扇の音はうるさいから)、換気扇の下のガス台と食器棚の間のキッチンマットの上の狭いスペースに体育座りでスマホでゲームをひたすらやって(こどもたちの気配を感じなくなるまで)現実逃避します。

涙が出たり心臓バクバクしてカラダ震えたり‥は、いまはないけど、きもちは悪くなる。

これはきっと一生かわらないと諦めてます。

久々に〝道路族〟で検索したら、道路族で苦しんでるひとがいまもおそろしくたくさんいて、この世から道路族がいなくなることを心の底から願ってやみません。

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