今年で3回目の春を迎える種子から育ててるパチョリ。
ずーっと室内だけで育ててます。
何年か前に、日野春ハーブガーデンさんから苗を買って、届いた箱を開けたら‥
「お香のにおいだぁーっっ」
パチョリはお香のかおりのハーブです。
日野春ハーブガーデンから、春になるとハーブの苗を何年間か続けて買ってました。
はじめて買ったとき、届いた箱を開けたら、どの苗もきれいでとてもいい状態で‥ものすごく感動しました。
何種類かハーブの苗を買ったなかのカプーアトゥルシーの香りが箱の外までしてたのもびっくりでした。
このときから、カプーアトゥルシーは、いちばん好きなハーブです。
それから数年、冬のあいだからネットで欲しい苗をチェックしておいて、販売開始になるとすぐに注文して届くのを待って、届いたのを植えかえる、の一連のながれが〝春のたのしみ〟でした。
‥でも、とてもいい状態の苗が届いても、〝室内だけ〟で育ててると、ハーブは強健といえども弱っていく…気がします。
届いたときとってもいい状態なのは、ハーブにいい環境でプロの生産者さまにだいじに育てられた苗だから。
届いてすぐ植えかえるわたしの〝植えかえかたがマズくて弱っていく〟も、あるかも。
‥で、育ててみたいハーブは〝これからずっと過ごす室内〟で〝はじめからわたしが使う土〟で種子から育てたらいいのでは?、と思いました。
パチョリも苗を買ったら、種子から育ててみたくなりました。
〝種子から育てるのはむずかしい〟〝冬になると地上部は枯れますが春にはまたのびてきます〟と書いてるのを読んで、『室内で鉢植で、冬に枯れたらどう世話すればいいんだ…』と、ややしばらーく買うかどうか悩みましたが、育ててみたい気持ちが勝って、ヤフオクで出品してるかたから種子を購入。
卵パックにベラボンSサイズで種蒔きして、発芽するまで1ヶ月かかりました。
前の年のユーカリムーンラグーンで〝発芽まで1ヶ月〟の免疫はできてました。
発芽率は100%。
発芽したときに大喜びしたことと、5㎝くらいになったあたりで4リットル弱のスリット鉢に定植したこと以外は、なぜかなにも覚えてない…
でも、いままで〝むずかしい〟とか〝なんだかたいへんだーっ〟と思ったことは一度もないので、育てやすいハーブだと思います。
ウチでは花が咲いたことはないですが、苗をもらってくれた妹とホームセンターのおねぇさん店員さんは花が咲いたそうです。
成長記録
葉っぱは、けっこう大きくなります。
大きくなった葉っぱは、ばんばん切ります。
茎の先っぽのほうが、黄色っぽくなることがあって、そういうところも切ります。
最近は、あたらしく伸びた茎がたくさんで、多少茎も切るようになりました。
いつもほとんど同じ姿。
〝陽あたり良すぎると葉っぱの色が薄くなる〟とあったので、東側の窓のところに置いてましたが、シェフレラとパチョリの葉っぱが多くてうるさい感じなので、午後から陽が入る窓のほうへ移動。
陽あたりがいいので『葉っぱの色が薄くなりませんように‥』でしたが、趣味の園芸の講師の先生が、「外の太陽のひかりを10としたら、室内の窓辺は0.5くらいしかない」と、かなり陽あたりのいい窓辺の写真を持ちながら言ってるのを聞いて『パチョリの葉の色が薄くなることはないな』と思いました(最近の趣味の園芸、とてもためになります)。
根っこ
年に1~2回、半分くらいで切ってます。
ひゅうが土+ベラボンでスリット鉢に植えてるほとんどの葉っぱたちは、スリット鉢を外側から何回かグイグイ押したあと傾けると、ひゅうが土+ベラボンがぱらぱら出せて、植えかえもちょちょいとできます。
‥が、根がいっぱいいっぱいになるパチョリやバジルは、スリット鉢をグイグイやっても、表面の土がすこし落ちるくらいで、鉢の底を叩きながら根もとを持ってひっぱらないと鉢から出せません。
ベラボンだけで植えてるのを鉢から出すときと似てて、すぽっとかたまりで出てきます。
育てていくうちに『パチョリは水が大好きなのか?』と思うようになって、水をあげても次の日には、表面のひゅうが土+ベラボンがカラカラに見えるので、『もしかして根っこものすっごいことになってる?』と鉢から出したら、やっぱりいっぱいいっぱいになってました。
葉っぱ
葉っぱをたくさん切って、丸坊主にちかい状態にしても、何日かで〝葉っぱがいっぱい〟になったように見えます。
育てはじめのころ、切った大量の葉っぱをワイヤーのカゴに入れて天井からぶら下げて乾燥させてるつもりが、カビだらけになってて、それからは広げて乾かしてます。
乾燥したら、排水溝ネットに入れておいて、お風呂に入るとき、排水溝ネットのまま煮だして、煮だしたお湯と排水溝ネットごと湯船に入れてます。
押し入れの上段に棚を並べて服を収納してますが、微妙~にイヤなにおいがするのがあります。
‥で、パチョリの乾いた葉っぱをボウルに山盛りにして置きました。
効果は…すこしはあるような気がします。
たくさんとれる葉っぱで〝鍋で蒸留水〟いつか作ってみたいです。
いままでやってきた自己流の育てかた
パチョリの種子を買うのに育てかたを調べたときはそんなになかったのに、今回この記事書くのに検索したら、たくさんひっかかって『これだけブログをやってる人が増えたってこと?』と思いました。
さいしょに調べたとき『室内で鉢植えでの育てかたってないな~』と思ったので、手探り状態の自己流の育てかたですが‥
植えてるのは、ひゅうが土+ベラボン、水やりは、3日に1回。
〝パチョリは、多少萎れても、お水をあげるとすぐにげんきになります〟と書いてるのも見ましたが、色が抜けたような葉っぱが何枚か出現すると『水ちょーだいっっ』と言ってる気がするのです。
お水はマメにあげるほうが、葉っぱの枚数が多い状態をキープすると思います(もらってくれた人たちは、わたしより水やりの頻度が少ないせいなのか、ウチのより葉っぱが少なかったです)。
月に1回ケイカル、ハイポネックス殺虫剤入りを水やり3回に1回くらいであげます。
イヤなことあって気持ち悪くなるくらいムカムカしながら水やりしてるときでも、ハーブの〝いいにおい~〟がただようと救われると思います。
いま5鉢あるパチョリ、『みんな一気にいなくなるのだろうか…』だけが心配で、何度か水に挿してみましたが、数時間で葉っぱがだらーんってなるので、わたしのなかでは〝水挿しのできない葉っぱ〟になってます。
心配だった〝冬に地上部が枯れる〟こともなく、育てやすくてそんなに手間もかからなくて、わたしにはとーってもありがたいハーブです。
(˶ᵔㅅᵔ˶)