インド菩提樹

ウチのインド菩提樹

ウチにきて7年半。

ヤフオクで鹿児島のかたから購入しました。

〝インド菩提樹は、とっても丈夫で手もかからない〟とずっと思ってましたが、

『もうおわかれかも…』とハラハラする日々を過ごしました。

それでも、なんとかここまで復活。

勘違いで病気じゃなかっかたもしれないけど、ウチにきてからのインド菩提樹のおはなしです。

鹿児島から届いてすぐのころ。

そのころお気に入りだった東商の観葉植物培養土(⇠生産中止になってしまった)に植えかえ。

すごくいい土だったから、アンプル2本も必要ないのでは

曲がってるのをまっすぐにしたくて、かなりきつめに何年間も支柱にグイグイやったけど、全然まっすぐにならなくて諦めました。

このときのアパートは、とても狭くて、届いて植えかえて『困った…置く場所ない(ಠ‶ಠ)ウーン』ってなってました。

このころが、いままででいちばんげんきそうです。

ときどき葉っぱの裏に、ロウソクのロウみたいな、白くて、それを触った指をこすり合わせるとつるつるする…のが、ほぼ同時にほとんど全部の葉っぱにあらわれます。

はじめて見たときは『ゴムの木だから、葉っぱが成熟(?)したらこーゆーふうになるのかな~』と、あまり気にしませんでした(でもなんとなくイヤだから風呂場で歯ブラシで除去)

何度かその白いのが出現してやっと『虫?』と思い、調べたら『カイガラムシですか?』…と思うことが書いてるのを見つけました。

それからは、葉っぱにそれが出現したら全部の葉っぱを切ることにしました。

カイガラムシらしきものが出現して、丸坊主にしてから完全復活までの写真。

はじめて丸坊主にするときは『葉っぱが1枚もなくなって大丈夫なんだろうか』とすごく不安で心配だったけど、すぐにあたらしい葉っぱでいっぱいになることがわかって『すごいな、インド菩提樹‥』と思いました。

インド菩提樹の新しい葉っぱは、小さくて葉脈がほんのり赤くてつやつやピカピカとってもきれい。

わたしは〝④完全復活〟のつやつやのちいさめの葉っぱがたくさんの状態が大好きです。

④完全復活! (´-`v)

引っ越してすこし広くなったので「大きくなっていいよ~」と、アップルウェアの4Ⅼの鉢に植えかえ。

‥が、バジル1苗も同じアップルウェアの鉢で植えてて『これはインド菩提樹にはちっちゃいかも』と、ドーンと大きい鉢に植えかえることにしました。(⇠ウチの菩提樹はあまり根がなくて、いま植えてる鉢は大きすぎるかも)

鉢カバーをネットで探してたら、〝菩提樹の皮〟(わたしの記憶が正しければたしかそう書いてた…)という名前の鉢カバーをみつけて『ピッタリじゃないっすか(˶ʘoʘ˶ノ)ノ〻!』と即購入。

届いた鉢カバーを持ってホームセンターへ行き、ちょうどいい大きさのプラ鉢を買ってきて、底に電動ドリルでいくつか穴をあけて、ベラボンだけで植えかえました。

3年たって鉢底から根が出たので、新しいベラボンにとりかえることにしました(5年使えるらしいですが)

鉢から出すと、根に、丸いビーズみたいのがいっぱいありましたが『年数たつとこーゆーふーになるのかなぁ~』と思っただけで、植えかえ終了。

トレーで水をきりながら〝インド菩提樹 根 ビーズみたいな 丸い いっぱい〟などの言葉でネット検索しても、なにもひっかからないので、やっぱりあんまり気にならず。

1時間くらいたって『根っこの病気かッ〻⚰︎°||)!』という重大なことに気づき、〝植物 根 病気〟で画像検索したら、一発でそっくりな写真がたくさん出ました。

〝根こぶ線虫病〟の写真にそっくりでした(その病気かどうかはわかりません…)

すぐさま風呂場に持っていき、新しい入れたばかりのベラボンを全部出して、丸いのがついてる根を全部切ったらほとんど根はなくなりました。

ほんとにその病気だったら1時間くらいしか植えてなくても、ベラボンは全部捨てなきゃダメなのではと思ってしまうようなことが読んだ記事には書いてありましたが、新しいベラボンはほとんどなくなってたので、根の周りにあったのだけ捨てて、ほかは泣きそうになりながらしつこいくらい洗ってそのまま使いました。

しばらく水やりをしないで様子を見ました。

でも、ほんとにダメそうで『次のパートの休みの日に、菩提樹は天井から吊るすかどうにかして残すことにして切ろう߹-߹』と腹をくくりました。

そして、休みの日、鉢カバーから出そうとしたら‥

まったく動きを見せなかった新芽がっヽ(´`。)ノ゚。

はやまらなくてよかった。

毎日、幹を握っては『生きてると思うんだけどなぁ』と思ってたけど、やっぱり生きてた。

萎れたらもうほんとにダメ、この写真の幹は、まだげんき。

根もとの新芽は、いままで見たことのない勢いでのびて、びっくり!(˶ʘoʘ˶ノ)でした。

葉っぱは‥‥‥異常に大きくなりました(ウンベラータもだけど、大きくなった葉っぱがわたしはあまり好きじゃない…)

ネットで調べたら、危険な状態から復活したインド菩提樹の葉っぱが巨大化した記事をひとつみつけました。

この写真の葉っぱは、ほとんど根もとから伸びた新芽の葉っぱで、もともとのほうほさきっぽにある2本の枝に10枚くらいついてますが、こんなに大きくなかったです。

ずっと〝まっすぐの菩提樹〟が欲しかったので、この異常な速さで伸びたとこを取り木しようと思いました。

もともとのほうは、さきっぽ30㎝くらいで取り木して、その下の切ったところからも新芽は出るはずだから、

 ①ぐーんとのびた新芽

 ②もともとのさきっぽ

 ③もともとの根もとからの部分

と『3本の菩提樹ゲットできるかもː̗̀(☉ᴗ☉)ː̖́』と、ちょっと夢を見てました。

取り木は、ネット情報を参考に、

  ・幹の表面をカッターで少し削る

  ・削ったところにポリポットをかぶせる

  ・落ちないようにホチキスで何ヶ所かとめる

  ・ポリポットにひゅうが土とベラボン入れる

  ・ビニール袋を被せる

土は乾かさないように、パートに行く前に水をあげて、帰ったら霧吹きかけて、根が出るのを待ちました。

取り木のポリポットの中で、ほんのすこし根が出てよろこんでた矢先、このシミみたいなのをottoが見つけて『これって病気じゃないのか!?』と…。

慌てて調べたら、なにかの病気で似た写真がありました。

このころはふたりとも、かなり神経質でした(ottoのほうがひどかったかもしれない)

根こぶ線虫病の疑いから始まってるから、なんでも〝病気〟と思ってしまったけど、これは病気じゃなさそう。

もともとのほうの伸びた新芽が同じようになったけど『木質化する前にこういうふうになるのでは?』とちょっと思ってたので、そのままにしてたら、やっぱり堅くなってきてる。

なにかあるとすぐネット調べて『きっとこの病気だろう』と思っても、その判断がまちがってる可能性は、素人だからとても大きい。

このときは、なにかの病気かもしれないと思ったので、『1本でいいから生き残って~( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )』と、すぐさま3本に切り離しました。

かなり伸びた〝まっすぐなインド菩提樹〟になるはずのは、切り離して3日でおわかれになりました(こんな長さで葉っぱたくさんつけたまま土に植えるのは無謀だったし)

切り離したもともとのさきっぽは、4リットルくらいのスリット鉢に植えました。

はじめはげんきそうに見えたけど、土に植えて10日くらいで、葉が枯れて落ちて、幹に生気がなくなって萎れて…おわかれになりました。

根は出てるけどほとんどないも同然だったから、小さい鉢に植えてたら死ななかったのかなと、後悔しました。

『幹が萎れてこう(⇠縦にしわしわって)なったら、もうダメだ』‥と、見極めかたがこのときにわかりました。

背丈が 2/3 くらいになったもともとの菩提樹は、ベラボンが乾けば水をあげてました。

ある日、風呂場で水をあげて、水をきるのにトレーに置いた瞬間、ベラボンの表面から鉢底から、わらわらと大量の小さい虫がとめどなく溢れ出て、ものすっごいびっくりっ〻⚰︎°||ノ)

休みでウチにいたottoも「わっなんだこれっ!」と叫びました。

中のベラボンは乾いてないのに、わたしが何度も水をあげてたからこんなことになったのでしょう

『この小さな虫、何万匹もベラボンの中にいるんだよね(꒪ ‧̣̥̇)』と思ったら…すぐに、ひゅうが土とあたらしいベラボンで、植え直しました。

大きい鉢は、重さがかなり違うからベラボンだけで植えたいけど、何年たっても水やりがうまくできなくて、ベラボンだけで植えるのは断念しました。

『きっともうほんとうにダメだろうな』と、さすがにこのときは思いました。

ottoはなにも世話をしないけど「まだわかんないから捨てなくていいんじゃない?」とか言うので、1ヶ月以上水もあげずただ窓辺に置いてたら、

なんと……新芽がっっ!!!(˶` ᵕ´˶)و ̑̑。

ottoの言うこと聞いといてよかった

すこし暖かくなると一気に動きました。

「菩提樹ほんとになくなると思ったら泣きそうだったよ、よかったなぁ~」と、ottoは、涙を浮かべながら言いました。

『そんなに菩提樹たいせつに思ってたとはしらなかったよ‥』とちょっとびっくり。

もうダメだと思ってたのに、がんばって新芽出した菩提樹にも、なんだか感動でした。

新芽が伸びてきたときと、それから2週間たった写真。

かなり背丈を低くしてしまったので『ぐんぐん上にのびてねー٩( ˶˶ )و゛』と支柱で上向きに固定。

今は、表面がきっちり乾いて鉢を持ってちゃんと軽かったら水をあげて、葉水は週2回。

ハイポネックス殺虫剤入りを、水やり2or3回に1回。

『根の病気かっ〻⚰︎°||)』の丸いつぶつぶからはじまって、『もう大丈夫』と思えるまでかなりかかりました。

ひとつの鉢で苦労する時間がこんなに長かったのは、はじめてでした。

でも‥つぶつぶが、ほんとにわたしが疑った根の病気なら『復活できずにおわかれになったのでは?』と思うので、あやしいと思っていることがひとつ…

ベラボンを買うまえに疑問点をフジックに問い合わせたら、〝ベラボンには肥料分がないので植えつけるとき肥料をすこし多めにまぜるといいですよ〟など、わたしの質問への回答のほかにもいろいろ書いてくださったとても丁寧なご返信をいただきました。

それを読んだわたしは、マグアンプ中粒をグーで握って4~5つかみを12リットルのベラボンに混ぜました。

ホームセンターのおねーさん店員さんと、つい最近マグアンプのハナシをしてて『ものすごく多い量入れてたよね(¯⁻¯ ‧̣̥̇)』と思ってました。

おねーさん店員さんとこの会話をする前からずっと〝もしかしたら…〟と思ってたけど、〝マグアンプを多く入れ過ぎたせいで根に異常をきたした〟疑惑は(わたしのなかで)さらに深まりました。

いまは、カイガラムシらしきものがついても、もったいなくて丸坊主にできなくて、風呂場で歯ブラシでやさしーく除去します。

切れば葉っぱは出てくるだろうけど、大好きな〝ちいさいつやつやピカピカの葉っぱがいっぱい〟の状態を見られるようになるのは、ずーっとずーっと先になりそう。

〝ウチに3本のインド菩提樹~〟の夢は叶わなかったけど、もともとのインド菩提樹は生き残ってくれてほんとによかったです。

(˶ᵔㅅᵔ˶)

〝根っこのつぶつぶ〟は肥料過多でした。(2022年6月21日)

先日、ふたりの友人から勧められてた園芸店にはじめて行きました。

売ってるローリエのことで質問があったのですが、ほかのお客さんとのやりとりを聞いてて「この人に訊きたい!」と思った男性スタッフさんがいました。

すぐには声をかけられなくて、また通りがかったとき(⇠ひたすら待ってた)に「質問あるんですけど、いまいいですかーーー?」と声をかけて、ローリエのことを教えてもらい、いままでおウチ園芸やってて『誰か教えて~』と思ってたことも訊きたくて「ほかにも教えて欲しいことあるんですけど、ダメですか?」とダメもとで言ったら、「いいよ」と言ってくださいまして、いろいろ教えていただきました。

で、このインド菩提樹の根っこのつぶつぶ。

〝肥料過多〟でした。

「10号鉢のベラボンに、中粒マグアンプをわたしのてのひらで4~5掴み入れた」と言ったら、「間違いなく肥料やり過ぎ!(大笑い)」と。

わたしが疑った病名を言ったら「もしその病気だったら生きてない、死んでるよ。いま大丈夫なんでしょ?肥料やり過ぎ以外のなにものでもない」と、「植物はとりこめる肥料の量って決まってるからね」と肥料のやりかたも詳しくおはなししてくれて、ほかにもいっぱいどんなこと質問しても、すべてに、とても丁寧にわかりやすく、すんなり理解・納得できる話しかたでいっぱい教えてくれたのです。

「この人に訊きたいっ!」と思ったわたしの直感、大正解~っヽ(˶ `´ )ノ

心の中で〝お師匠さま〟と呼ぶことにしたので、いずれはこの園芸店のなじみの客に昇格して(なじみのお客さんばっかり~みたいなので道のりは遠そう…)、もっとおはなしできるようにぜったいなるぞー!と心底思ってるわたしなのです。

すごく時間かかったけど復活したことには「どんな植物でも、すぐなんてかわらないよ、挿し木にしても3ヶ月かかってやっと動くのもあるし、じっくり待ってれば大丈夫なことあるから、捨てなくて正解だったね」と言ってくれました。

すっごく勉強になったし、ほんとにたのしい時間で、お師匠さまとの出会いは一期一会にはしたくない。

これからは『なんだかわからなーいっ』ってこと、きっとお師匠さまがあっさりこたえを教えてくれそうな予感がします。

(˶ᵔㅅᵔ˶)